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九州大学生体防御医学研究所

住所:〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
URL:http://www.bioreg.kyushu-u.ac.jp/index.html
所長:吉開 泰信
所長の専門:感染症、生体防御学の研究
研究所の概要
本研究所は温泉治療学研究所と医学部附属癌研究施設が統合されて、1982年に発足した。2001年4月、本研究所では大幅な改組を行い、3大部門(11分野)、2附属研究センター(8分野)の構成となった。難治性感染症の克服のための基礎研究を推進すべく「感染防御研究センター」(6分野)を新設し、機能ゲノム科学研究の推進を目的として学内共同利用研究施設である「遺伝情報実験施設」を本研究所に統合して「遺伝情報実験センター」(2分野)を新たに設置した。さらに情報生物学分野を設置してゲノム、蛋白情報解析の充実を図っている。また、NMR、X線解析装置を設置して構造生物学分野を中心に我が国における蛋白構造解析の拠点のひとつを目指している。

研究内容・特色
  1. 基礎研究面では生体の恒常性を維持している「生体防御」研究というユニークな研究課題のもとに生命現象の本質に迫る基礎研究を展開すると共に、生体防御機構の破綻による難治性疾患の発生機序の解明と診断、治療法の確立を目指した研究を展開している。
  2. 感染防御研究センターでは遺伝子操作マウスを用いた感染防御機構の解明、病原微生物ゲノムの解析、タンパク構造の解析及びヒト免疫能の多様性機能の遺伝子レベル、タンパクレベルでの解析。これらの情報をもとにしたワクチンの設計を行っている。遺伝情報実験センターでは一塩基型(SNP)頻度測定法の開発研究と多因子病の分子基盤の解析を行っている。
  3. 臨床研究面では、遺伝子治療などの開発型先端的医療研究を強力に押し進めると同時に、一方ではQOLの向上と生体にやさしい治療を目指した「非侵襲性がん治療」の研究を実践している。

最近の成果
"アレルギー反応を制御する新しい分子メカニズムを解明"
アレルギー反応と密接に関連したインターロイキン4の受容体が、抗原刺激に伴い一過性にその発現を低下させ、過剰なシグナルがT細胞に伝わるのを未然に防ぐメカニズムを明らかにした。このダウンレギュレーションは、DOCK2という分子がRacという分子を活性化し、インターロイキン4受容体をリソソームと呼ばれるタンパク質処理場に輸送することに起因しており、DOCK2を欠損するマウスではアレルギー性眼瞼炎を自然発症する。

Tanaka Y, Hamano S, Gotoh K. Murata Y, Kunisaki Y, Nishikimi A, Takii R, Kawaguchi M, Inayoshi A, Masuko S, Himeno K, Sasazuki T, Fukui Y. "Nature Immunol". 8: 1067-1075 (2007)


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