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鳥取大学乾燥地研究センター

住所:〒680-0001 鳥取市浜坂1390
URL:http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/
センター長:恒川 篤史
センター長の専門:保全情報学、環境計画学
センターの概要
乾燥地研究センターは砂漠化対処と持続的発展に資する学術研究に寄与するために1990年に設立された、人類の利益に貢献しようとする研究者に開かれた全国共同利用施設です。その目的は、乾燥地における砂漠化防止および開発利用に関する基礎的研究を行い、この分野の研究に従事する国立大学教員等の利用に供することにあります。国内外の研究者・研究機関との研究ネットワークの形成およびその拠点化を図り、国内・国際共同研究を推進することを任務とし、また、大学院生、外国人研究者、JICA等からの外国人受託研究員の研究指導も行っています。

研究内容・特色
当センターは5つの研究部門(気候・水資源、生物生産、緑化保全、社会経済、保健・医学)で主に構成されています。主な実験施設およびそれを使っての研究として、
  1. アリドドームでは、現地情報に基づいた乾燥地のシミュレーション実験を行っています。
  2. リアルタイム乾燥地現地調査支援システムは、遠隔地の広域環境情報など乾燥地研究の基礎となるデータを収集・解析するシステムであり、リモートセンシングの研究に役立っています。
  3. 乾燥地植物地球温暖化反応解析システムでは、乾燥地の気候条件下におけるCO2やO3の植物の成長に対する影響、植物の呼吸を通じた土壌へのCO2の固定化などに関する研究をしています。
  4. 砂漠化機構解析風洞システムでは、乾燥地特有の乾熱風条件を再現し、既設の塩分動態モニタリングカラムと併用して、強蒸散条件下の植物に対する乾燥ストレス、塩分ストレスの研究、乾燥条件下における土壌中の塩類集積機構の解明を行っています。
  5. 全天候型乾燥地土壌侵食動態三次元解析システムでは、乾燥地の土壌劣化の原因となる表土侵食防止を目的とする研究を行っています。
  6. 共同実験圃場では、乾燥地に関するフィールド実験として研究を行っています。

最近の成果
平成19年度に当センターの「乾燥地科学拠点の世界展開」がグローバルCOEプログラムに採択されました。プログラムでは、「世界に通用する人材の育成」、「世界最高水準の研究活動の推進」、「世界学術ネットワークの形成」の3点を目的としています。乾燥地の開発や砂漠化の問題は全地球的な課題であり、国や地域が単独で解決できるものではありません。また、乾燥地がない日本国内の教育研究だけでは、乾燥地科学拠点の展開に限界があります。そこで、国際乾燥地農業研究センター (International Center for Agricultural Research in the Dry Areas: ICARDA、シリア・アレッポ)および砂漠研究所 (Desert Research Institute: DRI、米国・ネバダ州)と協力して、拠点形成を進めています。さらに、乾燥地研究センターの全国共同利用者で構成する国内ネットワークに、アジア・北アフリカおよびその周辺地域の乾燥地ネットワーク(CWANA+)と、先端的乾燥地研究所ネットワーク(GNDRI)を結びつけることで、本拠点の乾燥地研究を地球規模で展開しています。

これに加え、平成13年度より、日本学術振興会拠点大学方式による二国間学術交流が当センターと中国科学院水土保持研究所との間で行われており、中国内陸部の砂漠化防止および開発利用に関する研究に取り組んでいます。

これらのことは、乾燥地科学の世界トップレベルへの高度化や国連砂漠化対処条約批准国として我が国の科学技術面での貢献に繋がります。



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