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京都大学経済研究所

住所:〒606-8501 京都市左京区吉田本町
URL:http://www.kier.kyoto-u.ac.jp/
所長:西村 和雄
所長の専門:数理経済学、複雑系経済学
研究所の概要
京都大学経済研究所は、1962年の設立以来、わが国の理論・計量経済学の研究において中心的な役割を果たしており、めざましい研究成果と人材を輩出している。常に第一級の研究業績を生み続けることを通じて、新たな研究パラダイムを提示し、優れた研究者をひきつける日本を代表する経済学研究の一大センターである。2005年度には、中央官庁との連携の下で先端政策分析研究センターを設置し、理論と実証の両面からの政策研究を推進している。さらに2007年度には「教育経済学研究部門(漢検)」および「伊藤清博士ガウス賞受賞記念(野村グループ)数理ファイナンス研究部門」の二つの寄附研究部門を設立し、産業界との連携活動も積極的に行っている。また、内外の国際的な研究者の編集委員と共に国際学術誌 International Journal of Economic TheoryをBlackwellから出版している。

研究内容・特色
経済研究所における研究は経済学全般に及び、なかでも数理・計量的アプローチを重視した先端的研究、計量経済学(理論を主とする)、数理経済学、ゲーム理論において顕著な業績を挙げている。特筆すべき研究内容を具体的に列記すれば次のとおりである。
  1. 動学分析。分析手法や対象は多岐にわたるが、複雑系経済研究センターの多くの理論研究や、calibration と simulation のテクニックを駆使する都市経済・マクロモデルの分析。経済成長理論や景気循環理論の研究、労働市場のダイナミックスに関する実証研究など。
  2. 分野横断的な経済制度研究。ゲーム理論、歴史分析、ケーススタディなど多様な手法とアプローチで展開される経済制度・組織に関わる研究。移行期経済のケーススタディや国際協調政策のゲーム論的アプローチなど。
  3. 金融工学研究センターを中心とする数理ファイナンス理論やファイナンス計量経済分析、企業金融の基礎理論など。
  4. 広汎な分野に及ぶ政策研究。環境・エネルギー、通信、金融など多様な分野の競争・産業政策の研究。特に上記の特長を活かした高度の定量的実証分析と先端政策分析研究センターとの連携を核とする実践的研究。

最近の成果
研究内容・特色にあげた4つの分野に応じて、研究成果のごく一部を例示すると以下のようになる。
  1. 都市経済学分野における、動学的な数理モデルのシミュレーションやカリブレーションを駆使した、都市構造の進化・衰退の分析
  2. 複雑系経済分析の基礎理論研究
  3. 繰り返し非協力ゲームの研究
  4. リアルオプションの様々な応用分析、特に地震等自然災害や天候変動のリスク評価と保険デザイン
  5. ファイナンスの基礎理論への貢献:非期待効用型の選好下の不確実性、企業金融理論へのゲーム論的接近など
  6. 大規模パネルデータを利用した労働市場の動学分析
  7. 地球温暖化対策におけるCO2排出権市場の機能分析
  8. 動学ゲーム理論を応用したマクロ動学分析
  9. 移行経済の将来展望に関わるケーススタディ


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