研究所の概要
エコトピア科学研究所は、理工科学総合研究センター、難処理人工物研究センター、高効率エネルギー変換研究センター、環境量子リサイクル研究センター等を統合・再編し、さらに全学から理系・文系の教員の追加配置を行うことにより、2005年4月に学内措置で設立されました。その後、7月に学術審議会の承認を得て2006年4月から正式に附置研究所として発足しました。本研究所は、安全・安心で豊かな美しい持続可能社会(これを21世紀が目指す理想社会(エコトピア)と呼び)の実現に向けて、「人間を中心とした、もの、エネルギー、情報の循環・再生」を切り口にし、自然科学と人文・社会科学が連携・融合したエコトピア科学という学際研究を行うことを設立目的としています。
研究内容・特色
ナノマテリアル、エネルギー、環境システム・リサイクル、情報・通信の4「基幹科学研究部門」、自然科学系と人文・社会科学系の専任教員と学内他部局の流動教員から成る「融合プロジェクト研究部門」及び「寄附研究部門」から成り立ち、「超高圧電子顕微鏡設備」を有しています。本研究所では、4基幹科学研究をベースにして、環境調和型持続可能社会の実現に関する直近の課題として、次の3種類の文理連携・融合の学際研究を行うことにしている。
- 「文理融合型(ソシオ)エコシステム科学研究、−人間社会と自然生態系が共存した安全・安心社会の創出−」、特に物質とエネルギーの持続的生産・循環システムの確立
- 「高齢社会の介護、福祉、交通の安全・安心研究、−高齢社会の生活支援、安心・健康に係わる諸問題の解決−」、特に高齢者・障害者のモビリティに注目したヒューマンサポート
- 「医療、医薬、健康の安全・安心研究、−超高齢社会に向けた安全・安心で心豊かな健康生活の創造−」
なお、(1)をエコロジー・エコシステム系とエネルギー系融合研究、(2)と(3)をヒューマン系融合研究として考えて、自然科学系と人文・社会科学系の研究者が協力した研究をスタートしている。
最近の成果
- 文部科学省事業である21世紀COEプログラムで、名古屋大学で採択された13件中の6件のプログラムに事業推進担当者として研究所の所員が研究を推進している。
- 最近の代表的な文科省およびJSTの競争的研究事業に採択されたものを以下に示します。
- 文部科学省知的クラスター創生事業「ナノテクを利用した環境に優しいものつくり」
- 文部科学省原子力システム研究開発事業「TRU燃焼のための合金燃料設計と製造の基盤技術の開発」
- 文部科学省特別教育研究経費「循環・再生型社会構築のための連携融合研究」、「文理融合型・エコシステム科学研究」
- 文部科学省科学技術振興調整費・アジア科学技術協力への戦略的推進事業「バイオウェイストのリファイナリー型資源化に関する研究」日・中・韓・インドネシア4ヶ国共同研究
- 文部科学省先端研究施設共用イノベーション創出事業、産業戦略利用プログラム「高性能電子顕微鏡群を用いたナノ・バイオサイエンス支援事業」
- 科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(CREST)「ソリューションプラズマ反応場の自律制御化とナノ合成・加工への応用」