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東京工業大学原子炉工学研究所

住所:〒152-8550 目黒区大岡山2-12-1
URL:http://www.nr.titech.ac.jp/
所長:有冨 正憲
所長の専門:原子力熱流体工学、気液二相流動力学、原子力安全工学、核燃料物質輸送工学、使用済燃料管理工学
研究所の概要
本研究所はエネルギー問題を原子力により解決するために1956年に発足した。軽水炉技術開発から発展し、現在は革新的原子力システムとして新型炉技術や高度核燃料再処理技術などの開発研究に重点をおいている。並行して、加速器、粒子線、プラズマ、核融合などの広い意味の原子力研究およびエネルギー・環境に関連する研究が行われている。本研究所が主体的に運営する原子核工学専攻は21世紀COEプログラム「世界の持続的発展を支える革新的原子力」が採択され、博士課程を中心として、次世代の人材育成に力を入れている。

研究内容・特色
    プロジェクト研究
  1. 社会と科学技術の調和を目指したグローバルエネルギー戦略に関する研究
  2. 原子力システムの安全性に関する研究
  3. 革新的原子力システムを中心とする、人間社会と地球環境と調和のとれたエネルギーシステムと循環型エネルギーシステムに関する研究
  4. 革新的核燃料サイクルを中心とする有害な廃棄物の革新的処理システムに関する研究
  5. 核不拡散に関する科学技術的研究

    基盤研究
  1. 量子線と粒子線の物質との複雑な相互作用の解明と放射線のDNAへの影響など医療工学分野の研究、並びに、照射による新材料創成
  2. 加速器を用いた環境場(大気、水質、土壌等)の計測技術開発と計測評価
  3. エネルギー高効率材料の創成
  4. 放射線、レーザー、超音波等を用いた画像処理・システムの診断技術
  5. Nuclear Social Responsibilityの学問分野の創生、実践と実証
  6. 原子力の先端技術を用いた有害廃棄物処理技術

最近の成果
21世紀COEプログラム「世界の持続的発展を支える革新的原子力」が採択され、原子力研究・教育拠点化の活動を進めている。小型原子炉開発として可搬型長寿命高速炉の研究が行われ、分散型安定エネルギー源としての応用が期待されている。とくに鉛ビスマス冷却小型高速炉が安全性・経済性の高い小型高速炉の候補の一つとして提案されており、関心を集めている。パルス中性子を用いた核反応断面積の研究は世界最高分解能の実験データを絶えず生み出しており、宇宙物理学への貢献を評価され仁科賞を授与している。ナノ材料研究では、絶縁体のフラーレン固体に電子線を照射すると導電性を示す炭素ナノ物質相が生成することを発見している。また、核拡散抵抗性を有するプルトニウムの生成研究は核燃料の確実な平和利用を可能にする点で評価され国際原子力機関(IAEA)が注目している。中高生向け体験学習プログラム「原子力オープンスクール」など、年間を通して様々な教育啓蒙活動を行った結果、その原子力教育の取り組みが評価され工学教育賞を受賞している。


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