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東京大学分子細胞生物学研究所

住所:〒113-0032 文京区弥生1-1-1
URL:http://www.iam.u-tokyo.ac.jp/index.html
所長:宮島 篤
所長の専門:血液と肝臓を中心とした細胞の増殖・分化の分子機構
研究所の概要
東京大学分子細胞生物学研究所(分生研)は、平成5年4月1日に、バイオサイエンス研究の中心的な役割を果たすことを目指して、前身の東京大学応用微生物研究所の発展的改組により発足しました。分生研では様々なモデル生物を用いて、分子、細胞および個体レベルで、生物の営みを理解することを目的としています。さらにその知見を育種、創薬、癌の治療、再生医療への応用へと発展させております。

研究内容・特色
本研究所の教員は理学系、農学系、薬学系、医学系、工学系、新領域など様々な大学院の指導教員として大学院学生の教育を担当し、異なったディシプリンの融合による新たな研究領域の開拓を進めています。
  1. 分子生物学、生化学、遺伝学を駆使した遺伝子発現制御機構、染色体の構築、分配機構の研究。
  2. 原子レベルでのタンパク質3次元構造の解析とコンピューターシミュレーションによるタンパク質の機能解析
  3. 脳神経回路、肝臓、骨格などの動物の器官および植物の器官形成機構の研究。
  4. ホルモン応答、ストレス応答、細胞死、がん抑制、タンパク質の細胞内局在のシグナル伝達機構の研究。
  5. がんの化学療法および生物応答調節剤の創製研究。
  6. 微生物の系統進化的研究。


 

最近の成果

染色体のセントロメアの接着を保護するタンパク質シュゴシン

体細胞分裂および減数分裂のいずれの染色体分配においても、セントロメアの接着がほどけてしまうと染色体の分配がうまくできません。渡邊らは、酵母からヒトに至るすべての真核生物でセントロメアの接着を保護しているタンパク質シュゴシンを発見し、さらに、シュゴシンはタンパク質脱リン酸化酵素PP2Aと結合し、染色体の「糊」の役割をもつタンパク質コヒーシンをセントロメアで特異的に脱リン酸化することにより「糊が溶けるのを防いでいる」ことを示しました(Nature 427, 510-517, 2004; Nature 441, 46-52, 2006)。写真では、正常なHeLa細胞に比較して、シュゴシンをRNAiにより欠失させた細胞では、セントロメア(赤色染色)の接着が早期に解かれてしまい、染色体分配に先立つ染色体(青色染色)の整列に失敗している様子が、染色体スプレッドとともに示されています。

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