HOME > 研究所・研究センター一覧 > 東京大学医科学研究所

東京大学医科学研究所

住所:〒108-8639 港区白金台4-6-1
URL:http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/
所長:清木 元治
所長の専門:分子生物学、病態医化学
研究所の概要
医科学研究所は、1967年にその前身である伝染病研究所から改組されました。現在、500名近くの教職員とポストドクトラルフェロー、そして500余名の医、理、農、薬、情報理工・新領域研究科からの大学院生から構成されており、また大学附置の研究所としては唯一病院をもつ学際色の豊かな研究所です。感染症、がん、その他の特定疾患の治療の為の学理を極めるための個人の自由な発想に基づく独創的研究と、ゲノム解析、ヒト疾患モデル、先端医療、感染症国際研究センターにおけるゲノム・ポストゲノム・再生医療等の目的志向型のプロジェクト研究の双方を積極的に推進し、そこで得られた成果を研究所病院で医療、先端医療へと応用する「ベンチからベッドサイドまで」を包含するトランスレーショナルリサーチを実施しています。

 

研究内容・特色
研究所が参画する主なプロジェクト研究として、

文部科学省21世紀COEプログラム「ゲノム医科学の展開による先端医療開発拠点」:ヒトゲノム医科学の膨大なデータをもとに独創的な探索的臨床研究(トランスレーショナルリサーチ)を行い、世界に先駆けた新規診断法や治療法を効率よく短期間に開発することを目的とする。

「新興・再興感染症制圧のための共同戦略」:SARSに代表される新興・再興感染症の制圧に向けた基礎研究を国内トップレベルの研究者や諸外国の研究機関と連携して展開し、感染症対策研究のモデルを導出すると共に、感染症シュミレーションからリスクマネージメント手法の確立を目指す。

文部科学省リーディングプロジェクト
「オーダーメイド医療実現化プロジェクト」: バイオバンクへ約30万人のDNAおよび血清試料を集め、それらを利用してSNP(遺伝子の個人差)と薬剤の効果、副作用などの関係を明らかにし、病気との関係を調べるオーダーメイド医療実現基盤を構築する。

「再生医療の実現化プロジェクト」:臍帯血を利用した研究用幹細胞バンクを設立し、基礎研究やトランスレーショナルリサーチを行う研究者に正常ヒト細胞を供給できる体制を整え、難病治療の革新的医療技術開発のための再生医療実現基盤を構築する。

最近の成果
ヒトゲノムのDNA塩基配列の解読が完了し、このゲノム上に存在する遺伝子の機能解析、特に疾患関連遺伝子解析研究が新たに展開しようとしている。医科学研究所ゲノムセンターでは、体系的多型情報解析および体系的発現情報解析による、がんをはじめとした疾患に関与する遺伝子の同定・機能解析を通じて、臨床的な観点から疾患の画期的診断法および治療法の開発につながる基盤的研究を行っている。現在までに32,256個の遺伝子を配置したcDNAマイクロアレーを独自に構築しており、これを用いたヒトの種々のがんにおける遺伝子発現情報解析から、抗がん剤や放射線感受性に関与する遺伝子群を同定し、これらの発現情報に基づいた感受性予測システムの開発を行っている。また、SNPs (Single Nucleotide Polymorphisms)解析では、易罹患性や薬の効果・副作用に直接関連する遺伝子を同定し、その成果を元に、薬の効果や副作用の予測システム開発を目指している。これらの予測システムを用いて、様々な疾患の患者に対して、治療前に適切な治療方法を行うオーダーメイド医療の実現を目指している。

このページを印刷する