研究所の概要
群馬大学生体調節研究所は、甲状腺を中心とした内分泌系の研究を目的とする内分泌研究所として1963年に設立されました。1994年に改組され、生体調節研究所と名称が変更されました。さらに2004年12月に改組され、現在、内分泌系を中心とした生体調節系の制御機構の研究を行うとともに、その制御機構の異常によって起こる様々な生活習慣病の病因・病態研究を行っています。
研究内容・特色
主な研究としては、
- 内分泌細胞の高次機能、とくに分泌顆粒の形成機構や選別機構の研究、開口放出の分子メカニズムの研究
- スフィンゴシン1燐酸やリソフォスファチジン酸などの脂質性メディエーターの産生調節機構や作用機構、さらに病態への関与に関する研究
- 燐酸化・脱燐酸化カスケードを中心とした細胞内情報伝達系の研究
- 膵臓・肝臓などの再生機構の研究とそれを応用した再生医療の研究
- 糖尿病・肥満などの生活習慣病の原因遺伝子の研究
最近の成果
インスリンの分泌顆粒の形成・選別の分子機構を明らかにするとともに、その開口放出に関与する低分子量G蛋白Rab27とその標的蛋白 Granuphilinを同定した。また細胞間シグナル分子であるCD47-SHPS-1系を発見し、これがシナプス形成やマクロファージの機能に重要であることを明らかにした。また遺伝性糖尿病MODYの原因遺伝子や肥満の原因遺伝子SHPを同定した。