HOME > 研究所・研究センター一覧 > 筑波大学遺伝子実験センター
筑波大学遺伝子実験センター

筑波大学遺伝子実験センター
Gene Research Center, University of Tsukuba

http://www.gene.tsukuba.ac.jp/ [共同利用・共同研究拠点]

センターの概要

センター長
鎌田 博
Kamada, Hiroshi

キーワード 遺伝子資源、遺伝子組換え植物、特定網室、環境影響試験圃場、リスク評価、GMO理解増進

住所 〒305-8572
茨城県つくば市天王台1-1-1

遺伝子資源および遺伝子組換え植物に関する総合的研究の推進

遺伝子実験センターは、学内における遺伝子組換え実験の推進、安全管理、学内外の優れた研究者や技術者の養成を目的として、1984年に設立されました。その後、植物遺伝子の探索・収集・機能解明や遺伝子組換え植物の育成・利活用・理解増進等の機能を強化する組織拡充が2001年に行われました。また、2011年度より、「形質転換植物デザイン研究拠点」として、遺伝子組換え植物を活用した遺伝子機能解明、有用遺伝子組換え植物の育成・利活用、遺伝子研究の理解増進のための全国共同利用・共同研究拠点としての活動を進めています。また、植物科学最先端研究拠点ネットワークの一拠点として、我が国における植物科学の研究を支える活動も進めています。

平成24年度の研究活動内容及び成果

植物遺伝子・遺伝子組換え植物に関する総合的研究と国内・国際連携の推進

センター教員を中心とする活動や共同利用・共同研究を通じ、植物遺伝子の機能解明や遺伝子組換え植物の育成・特性解析・環境影響評価・食品安全性評価等について多くの成果が得られました。特に、5月には、日本学術会議との共催で特別シンポジウムを開催し、急速に開発が進んでいる新しい遺伝子操作技術を用いる植物育種(NBT)に関して、最新情報を多くの関係者に提供するとともに、今後の研究方策・情報提供のあり方等について意見交換を行いました。また、JST/JICA地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)の採択を受け、「メキシコ遺伝資源の多様性評価と持続的利用の基盤構築」に関する研究を開始し、遺伝資源に関する国際協同研究と研究者養成を行いました。一方、遺伝子組換え植物に関する研究基盤構築、「教員のための遺伝子組換え実験教育研修会(下記参照)」開催、遺伝子組換え植物の理解増進のための多様な資料作成と多方面での活用等を進めました。

代表的な活動は以下のようなものです。

  • 低温耐性遺伝子組換えユーカリの野外選抜のための圃場試験の実施(文部科学大臣および環境大臣の許可を得て実施する圃場試験であり、イベント毎の申請・管理を適用しない我が国初の事例です)
  • 新しい遺伝子操作技術を活用した植物育種技術(NBT)に関する情報収集と関係者への情報提供
  • 遺伝子組換え植物の理解増進策の開発を目的として実施している共同利用・共同研究成果の一つとして「遺伝子組換え植物について知ってください」等を作成し、メディアおよび一般向けに配布

社会との連携

遺伝子組換え植物研究の社会への橋渡しおよび遺伝子リテラシーの普及に向けて

■教員のための遺伝子組換え実験教育研修会

毎年夏と冬、中学高等学校教員を主対象に、実技を伴う教育研修会を実施しています。先進的現職教員や関連専門知識を有する日本を代表する講師陣を迎え、初中教育における遺伝子組換え実験を含む遺伝子教育を支えることを目的としており、研修会受講生の多くが教育現場で遺伝子組換え実験を含む遺伝子リテラシー教育を実践しています。

■遺伝子組換え植物に関する橋渡し研究

基礎研究で育成された遺伝子組換え植物を応用研究に結びつけ、実用化していくために必要なさまざまな知識・技術・規制情報等を共有するため、産官学民の研究者を対象とする公開シンポジウムや実務者研修会等を随時開催するとともに、多様な共同研究を実施しています。

■サイエンスカフェ

毎月1回のペースでサイエンスカフェ(バイオeカフェ)を実施しています。筑波大学・つくば市の協力を得て、筑波大学構内あるいはつくば駅そばの公共の会場で開催しており、センター教員と学部生・大学院生が主体となって運営し、生命科学と環境科学の話題を中心に、市民と科学について気軽に語り合い、サンエンスリテラシーの普及に努めています。