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佐賀大学海洋エネルギー研究センター

住所:〒840-8502 佐賀市本庄1番地
URL:http://www.ioes.saga-u.ac.jp/
センター長:門出 政則
センター長の専門:熱工学
センターの概要
海洋エネルギー研究センターは、平成14年全学共同利用研究センターとして改組され、平成19年度から正式に全国共同利用研究センターとしての運用を開始している。当センターの目的は、海洋エネルギーに関する研究教育とその科学技術を戦略的に推進する国際的な先導的中核研究拠点として、海洋エネルギーに関する研究教育を総合的かつ学術的に行い、その研究基盤を確立するとともにその利用促進に貢献することにより、21世紀の地球規模でのエネルギー問題と環境問題の解決に寄与することである。
特に新しい概念を導入した海洋温度差発電システムと波力発電システムを中心に、「海洋に賦存する膨大な種々のエネルギー及びエネルギー物質の回収とその複合的高度利用法」、「海洋エネルギー利用に関連する海洋環境への影響の解明」などに関して、基礎と応用、更には実証を目指した研究を行う全国で唯一の研究教育拠点である。
また、海洋エネルギーに関する全国の研究者及び学協会等の要望に対応し、研究施設及び設備を開放するとともに、国内及び海外の研究者とともに、我が国の海洋エネルギーの学術研究を推進することを目的とする全国共同利用施設である。

研究内容・特色
研究分野は、『T基幹部門』と『U利用・開発部門』の大きな2本柱で遂行し、基礎から応用までを学際的に取り組むことを特徴している。『T基幹部門』は、海洋エネルギーの主分野である、海洋温度差エネルギー分野と海洋流体エネルギー分野の二つにより構成され、海洋エネルギーを創造するための基礎的応用的研究分野を主目的とする。『U利用・開発分野』は、海洋エネルギーの利用などに関する研究・開発分野を主目的として、海洋エネルギーシステム分野、海洋エネルギー物質創生分野、海水淡水化分野、海洋エネルギー環境情報分野、海洋深層水利用科学技術分野、海洋エネルギー利用推進分野の6分野からなる。

基幹部門の海洋温度差エネルギー分野は、本学において約30年間、海洋温度差発電の基礎と応用に関する教育研究を行い、海洋温度差発電に関する中核的な研究施設として実績を上げてきた。全国で唯一、海洋温度差発電実験研究装置を有し、海洋温度差発電に関する学術研究で多く学術論文を発表するとともに学術賞を多数受賞してきた。インドやパラオ共和国などと、学術協定などを締結し、海洋温度差発電に関する研究教育で国際的な連携を推進している。他に、台湾や韓国、スリランカなどと学術的な交流を行っている。

平成17年度に拡充した基幹部門の海洋流体エネルギー分野では、波浪エネルギーを利用した波力発電システムの開発を中心に行っている。浮体式の振動水柱型波力発電装置“後ろ曲げダクトブイ”の実用化を目指して、一次変換装置に関しては、造波水槽での模型実験や数値シミュレーションによる高効率浮体の開発、二次変換装置については、高い変換効率と低速化を実現する新型の衝動型空気タービンの開発を行っている。また、海洋温度差発電等の海洋エネルギー施設を洋上に設置する場合の基盤となる低動揺の浮体構造物の開発も行っている。

利用・開発部門では、海洋に賦存している有用な資源の回収やエネルギー貯蔵、あるいは、海水淡水化や深層水の利用科学技術など幅広い研究・教育に取り組んでいる。


最近の成果
30kW海洋温度差発電装置を用いて、主要な要素機器の改善を行い、99%以上の高濃度アンモニアを作動流体として、熱源間温度差23ºC、温水流量83kg/s、冷水流量111 kg/sの条件下で最大正味出力20.5kWを得ることが出来た。
後ろ曲げダクトブイ(BBDB)型波力発電装置を開発し、その特性を明らかにしている。
海洋温度差発電装置とのハイブリッド型海水淡水化装置の開発を行い、効率的に淡水化が出来ることを実証した。

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